[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
このラフィットの訴訟は、エネルギー関連企業のオーナーである、ウイリアムクックさんが、オークションで購入したシャトーラフィット1787が偽造ワインだとして起こしているものです。
ウイリアムクックさんは1985年にクリスティーズのオークションで10万5000ポンドでシャトーラフィット1787を落札しました。
訴訟を起こされているのはローデンストックさん。ローデンストックさんはフィロキセラ以前の時代のワインの発掘で知られている方で、パリの古い邸宅の地下セラーからラフィットのボトルを発見し、オークションに出品しました。
このラフィット1787は、マスターオブワインで古酒鑑定の権威であるマイケルブロードベントさんも本物と鑑定したものなので偽物とは考えにくいところもありますが、どうなんでしょうか。
オークション後、複数存在するジェファーソンボトルの真贋性を疑う声がコレクターの間で出てきたため、クックさんが、科学者、元FBI捜査官、元英国情報局員を含む調査チームを作って、文献やボトルの分析をしたところ、偽造の疑いが強く、訴訟へと発展しました。
一時は司法省やFBIまで捜査に乗り出すなど、大きな反響を呼び、最終決着も付いていないのにもかかわらず、映像化の権利獲得に向けて動きがでてきているようです。
確かに、超金持ちとワインブローカーの争い模様や、200年前のパリの邸宅から見つかったこと、多額のお金をかけた調査チームなどなど、映画作品として面白そうな要素が色々とあります。
映画化されたらきっと観るだろうな。別にワイン好きではなくてもミステリー作品として楽しめそうですね。