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とても力強いワイン。果実味が豊かで、濃縮されたベリー系の香り、そして黒胡椒の香りが印象的。香りだけでこのワインのパワーが充分伝わります。色調も濃い。
ストレートな旨味を感じさせます。タンニンもしっかりしていて、とっても凝縮感のある味わいです。ちょっと微発泡してますね。すぐに消えますけど。
カリニャン100パーセントだけあって、少し癖もあって飲みにくく、疲れちゃう感じもありますが、悪くはないです。こういうワインもありですね。あまりワインに飲みなれてない人にはお勧めしません。
マス ド マルリヴのオーナーはレミ・アリエさん。マス ド マルリヴは殺虫剤や除草剤を一切使わない自然派ワインで、ぶどうの収穫は全て手作業です。ラベルにもVendangesManuelles(手摘み)と書かれています。これはラングドックでは珍しいことのようですね。
マス ド マルリヴは、カリニャンの濃縮した果実味を感じられるように樽も使っていません。カリニャンを主体にしたワインの中では今まで飲んだ中でかなり良い味わいでした。
このラフィットの訴訟は、エネルギー関連企業のオーナーである、ウイリアムクックさんが、オークションで購入したシャトーラフィット1787が偽造ワインだとして起こしているものです。
ウイリアムクックさんは1985年にクリスティーズのオークションで10万5000ポンドでシャトーラフィット1787を落札しました。
訴訟を起こされているのはローデンストックさん。ローデンストックさんはフィロキセラ以前の時代のワインの発掘で知られている方で、パリの古い邸宅の地下セラーからラフィットのボトルを発見し、オークションに出品しました。
このラフィット1787は、マスターオブワインで古酒鑑定の権威であるマイケルブロードベントさんも本物と鑑定したものなので偽物とは考えにくいところもありますが、どうなんでしょうか。
オークション後、複数存在するジェファーソンボトルの真贋性を疑う声がコレクターの間で出てきたため、クックさんが、科学者、元FBI捜査官、元英国情報局員を含む調査チームを作って、文献やボトルの分析をしたところ、偽造の疑いが強く、訴訟へと発展しました。
一時は司法省やFBIまで捜査に乗り出すなど、大きな反響を呼び、最終決着も付いていないのにもかかわらず、映像化の権利獲得に向けて動きがでてきているようです。
確かに、超金持ちとワインブローカーの争い模様や、200年前のパリの邸宅から見つかったこと、多額のお金をかけた調査チームなどなど、映画作品として面白そうな要素が色々とあります。
映画化されたらきっと観るだろうな。別にワイン好きではなくてもミステリー作品として楽しめそうですね。
5種類のワインは実際には3種類で、10ドルと90ドルには同じワインが使われたんだそうですが、高価と伝えられたワインほど神経作用が活発化し、喜びを感じたという実験結果となりました。
まぁ当然と言えば当然ですが、それだけ味覚なんてものは曖昧だってことですよね。高いワインを飲むのはうれしいけど、実際には味なんてわかっていない。ワインってブランドイメージとかが先行しちゃってますよね。
本当に味がわかる人なんて一部で、多くの人は(僕もそうですが)、細かいことはわかりません。美味しければいいかなとも思いますが、しっかり自分で判断できればいいなぁとも思ったりします。
実際ワインを買う場合でもワイン評論家の意見を思いっきり参考にしちゃったり(参考にしてないつもりでも、ちょっと気にしちゃってる)、ワイン漫画、神の雫に登場したワインに人気が集まったりしてますよね。
ブラインドテイスティングなんかしちゃったら、きっと味の評価も変わるんだろうなと自分でも思います。(本当に自分の好きなワインが分かる気がするな)
ソムリエやワインエキスパートの二次試験のテイスティングは、ブラインドにみえて実際は全然違いますよね。出るぶどう品種や生産国はだいたい決まってますからね。それ以外はたぶんでないと思い込んで最初から飲んでます。だから予定外の日本のワインが出ちゃうと外すという…。
きっとペトリュスとか飲む機会があったら、飲む前から美味しいとか思いながら飲むんだろうなぁ。