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そのためシャルドネやピノノワールを使ったスパークリングワインの産地として注目されているようで、国際ワインコンクールでも評価されているみたいです。
シャンパーニュのメゾンにとってもイギリスは魅力的で、テロワールと土地の安さのため、ルイ・ロデレールなどが現地視察を開始しています。まだ進出するかどうかはわからないみたいですが、可能性はありえますね。ヴーヴクリコもなども関心を示しているそうです。
シャンパーニュの需要が世界的に高まっていますが、栽培地拡大などがなかなか出来ずにいますよね。生産量を増やしたいメゾンは新しい土地を求めるわけですが、シャンパーニュの定められた地域じゃないとシャンパーニュと名乗れないので、結局シャンパーニュの供給量は増やせないんですよね。
ですがたぶん質が高くて安いスパークリングワインが生産されると思うので、消費者にとってはシャンパーニュメゾンのイギリス進出はうれしいです。
イギリス南部の畑はシャンパーニュの土地の価格の30分の1以下で取り引きされているそうです。シャンパーニュと違って、生産上の厳しい規定もないので、色んなタイプのスパークリングワインがこれからどんどん誕生しそうですね。待ち遠しいです。
昨日はクリスマスということもあってシャンパン…ではなくシードルを飲みました。レコルタン・マニュピランのシャンパーニュを飲みたいところだったのですが、飲みたいシャンパンは高い。というわけで今年はシードルにしました。
飲んだのはドメーヌ・デュ・フォール・マネル シードル・ブリュット パー・ナチュール2005です。珍しいシードルの辛口です。2000円くらいなのでシャンパンを買うことを考えるとずいぶんと安い…。
でもこのシードルはかなり美味しいですよ。シャンパーニュと同じく瓶内二次発酵で造られているシードルです。伝統的な製法なんだそうですが、今では瓶内二次発酵でシードルを造ることは少ないようです。
ドメーヌ・デュ・フォール・マネルの歴史は古く1756年からシードルとカルヴァドスを造っています。所有するリンゴ園は平均樹齢が80~200年、梨になると150~200年なんだとか。エコシステムという製法で果物は作られています。(ビオロジックのことです)
5種類のリンゴをブレンドして造られたシードルなんだそうです。リンゴは屋根裏で1ヶ月陰干ししたものを使っています。
まず香りが素晴らしい。濃縮されたリンゴの香りが広がります。この香りはクセになる。独特の風味が感じられます。黄金色の色調もなんとも美味しそう。ブリュットとありますが、しっかり甘味も感じられます。べたつかないほど良い甘味。そして柔らかな酸味が広がります。
泡はシャンパーニュほどのキメの細かさはありませんが、心地よい刺激があります。結構何の料理にでも合いそうですね。立派な食中酒です。
ドメーヌ・デュ・フォール・マネルはポワールもあります。きっとポワールも美味しいと思います。今度飲んでみよう。2006年は果実味の豊かなリンゴ品種が豊作だったようで、僕が飲んだ2005より香り高く厚みが感じられるシードルになったそうです。2006年も期待大ですね。
アランブリュモンさんはフランス南西地方のマディランを有名にした方で、マディランは最も古くから存在したぶどう栽培地域の一つなのですが、お隣のボルドーに比べると知名度はありませんでした。
一時期販売量を重視するあまり軽いスタイルのワインを造っていたマディランですが、アランブリュモンさんは、マディランで古くから栽培されているタナ種による色の濃い濃厚なワイン造りを復活させました。
まぁ、アランブリュモンさんのワインを語るなら、マディラン地区最高の畑で収穫されたタナ種100パーセントの「シャトー モンテュス キュヴェ・プレスティージュ」を飲まないといけないとは思いますけど、テーブルワインであるガスコーニュ ルージュでも充分楽しめます。
値段も1100円程度とお買い得。「シャトー モンテュス キュヴェ・プレスティージュ」も5000円くらいなので、そこまで高額ではないですけどね。
ガスコーニュ ルージュはタナ50%、メルロ50%のワインです。濃い色調ながら、味わいは柔らかい。濃厚な味わいではあるけど、タンニンが強いわけでもなくまろやかです。タナってタンニンの語源になったぶどう品種なので、もっと渋いかと思ったけど、そうでもないですね。メルロがブレンドされているから柔らかい味わいなのかな?
ちょっと乳製品のニュアンスもあります。先日飲んだカオールに少し似てます。同じ南西地方だから似てるのかな?ぶどう品種はマルベックだけどね。
すごく好きな味。次の日になっても味わいは落ちてなかったのも良い所です。